神咲詩織が言っていた、「何をやっても~初代の方がよかったと言われます。」「今の私たちでは到底太刀打ちできません。」これはマスカットナイト第37回(2016.6.22)放送でのひとこま。
残念だけど、今のやり方じゃその感じがダラダラと続きますよ。
理由は色々ありますが、なぜそれだけ初代が人気になったのか。泣かせてみよう糸合戦の元になった放送をみれば違いがはっきりわかります。
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マスカットナイト第37回あらすじ
『糸(中島みゆき)』を歌自慢のメンバー達が熱唱して泣かすコーナー。元になってるのは初代マスカッツの「~~を泣かしたら一万円」です。
番組を見た感想
「サプライズが少なすぎる」です。意外性とか「めちゃくちゃ上手い」が少なく、「マジの方向?シュールな方?どっちに持っていきたいの?」と思っちゃいました。
※プチ情報ですが「」は元々、中島みゆきが天理教へ提供した曲で信者しか知らなかった曲とか。中島本人も天理教なのか「アマテラス」とか宗教ソングが多い。教会でやる結婚式には不釣合いな曲です。

元ネタ「麻美ゆまを泣かせたら一万円」はあの名曲「12の34で泣いて」のルーツでもあります。

「~を泣かせたら?万円」シリーズは麻美ゆまから始まって、蒼井そら、小川あさみなどが加わります。
この名作シリーズから数々のヒットが番組内で生まれます。
  • 涙四姉妹が歌う名曲「12の34で泣いて」
  • 泣かない女、小川あさみを泣かせる企画がエスカレート(卒業ドッキリ)
  • 鉄板ネタ「ぎんちゃん(佐山愛)」
  • 川村りかの「ドSキャラ」「裏番長キャラ」
  • みひろの演技力
  • 蒼井そらの人間性
  • 超人気コーナー麻美ゆまリサイタルへ繋がる
歌あり、芝居あり、涙あり、笑いありとバラエティのお手本のようなシリーズでした。
「泣かせてみよう糸合戦」の元ネタで「~を泣かせたら一万円」の初回の放送
 
 このシリーズの初回は斬新すぎる構成になっています。特に二番目に登場する川村りかのキャラが意表でした。怖すぎますwww。そしてどんどん台本に無いハプニングが起こっていきますね。川村自身がキャラに耐えられなくなり泣いてしまったり、メンバー達も怖くて泣いています。三番目の蒼井そらの手紙は思わず貰い泣きしてしまいます。最後に小川あさみが天然で落とす辺りも偶然なのかと思わせほど、丁寧な作りになっています。役にピッタリ嵌っていますね。

この初代マスカッツの放送は番組がスタートして41回目の放送です。二代目は37回ですから殆ど時期は同じです。 違いは次に繋がる広がりが初代の方にはありました。

では初代と二代目マスカッツの違いは何か

  • メンバーの個性が違う。(初代は個性派揃い)
  • 二代目はマスカッツ愛に欠けている?(収録に行くのが楽しみになる位でないと)
  • 現場に厳しい先生が不在? (共通の敵が居れば団結が強まる)
  • 未だエースや主力を固定しきれていない
  • 下積みなしでスター扱いの設定に実力が伴っていない。

なかでも問題なのは音楽活動をメインにした事による収録回数の少なさでしょう。1カ月に1回では場慣れや成長できる機会も減る、 そして番組の作りも荒くなりがちです。

どうして義務のようにCDを出すのでしょうか? オタに1人複数枚を買わせて「オリコン●位達成」とか意味があるんでしょうか。地上派で直接アピールできる番組があるのだから、これに全力投球すればいいのに。