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中華航空の機内で乗客が出産、客室乗務員の活躍に拍手喝采、CAは涙ぐむ
 こんなほっこりするニュースにも複雑な裏事情が
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10月8日、台湾桃園空港より飛び立ったロサンゼルス行きの中華航空の機内で出発後6時間で産気づいた乗客が客室乗務員の活躍で無事出産したというニュースです。その動画をまずどうぞ。

                                                               CNN

中華航空のCAたちは日頃から万が一乗客が産気づいた時の事態に対しても訓練されており今回の件も連携の取れた行動に乗客からは拍手喝采でした。

中華航空(チャイナエアライン)--台湾(中華民国桃園市大園区)の航空会社でスカイチームに属しサービス等には定評がある。2レターコードは「CI」なお中国人民共和国の中国国際航空とよく混同されるが別の会社です。

客室乗務員がよく教育されているチャイナエアラインだから良かったですが、中国東方航空~~いやなんでんも無いです。w

しかしこのニュースちょっと変ですよね。そもそも妊婦さんや病人が飛行機に乗る事を一部制限されています。

【日本航空国際線でのルール抜粋】
「国際線で診断書の提出が必要な場合」
(診断書はこちら。)
出産予定日から28日(4週間)以内に入っている場合(妊娠36週以降)。
※出産予定日が14日以内の場合は産科医の同伴が必要です。
※2歳未満の幼児とご一緒の場合はこちら。
予定日がはっきりしない場合。
双子以上の妊娠をされている方。
早産の経験がある方。

さらにアメリカへ妊婦さんが入国するには制限があります。(アメリカで出産すれば赤ちゃんはアメリカ国籍になるため

大切な出産を控えた女性がどしてロサンゼルスへ行くのかという理由についての報道はありません。


8日、台湾桃園国際空港を飛び立ち、米ロサンゼルス国際空港に向かった中華航空(チャイナエアライン)の旅客機内で、女性が女の赤ちゃんを出産したことを米メディア『ABC News』が伝えている。産声があがるとほかの乗客らは大きな拍手で祝福し、赤ちゃんはナプキンで丁寧に体を拭かれ、大切に毛布でくるまれたという。

離陸して6時間経った頃に破水したというその女性の訴えに緊張が走った機内だが、客室乗務員(以下CA)は妊娠中の女性へのケア、産気づいた際の対応、そして万が一の空の分娩についても一応の訓練は受けている。ロングフライトで地上9000メートルの太平洋上とあっては、CAが連携しあって無事出産となるよう介助するほかなかった。偶然にも医師が搭乗しており、その立ち会いがあったことも幸いしたようだ。

付近から撮影したビデオを同メディアに提出した乗客のアミーラ・ラジプットさんは、「苦しみと痛みにもじっと耐え続け、本当にタフな女性だと思いました。少しでもストレスを与えないよう、ほかの乗客たちは極力静かにするよう心掛け、関わった皆さんもとても冷静に対処しました」と説明している。機長からのその連絡を受け、管制塔はアンカレッジの空港に緊急着陸するよう許可。そこで入国管理局の職員が飛行機に乗り込み女性のパスポートを確認すると、親子はあっという間に病院に搬送され、飛行機は燃料を補給すると再び離陸。ロサンゼルスには予定から3時間遅れて到着した。台湾の英字メディア『chinapost.com』は親子の健康状態がともに良好であると伝えている。

しかしラジプットさんは「搭乗の直前、あるトイレでその女性を目撃した。こんなに大きなお腹の女性が飛行機に乗って大丈夫なのかと驚いた」と明かしている。入国管理局の職員にそう話すと、彼は「米国籍欲しさにアメリカで出産したがる外国人女性が時々いて問題になっている」と語ったそうだ。ただし米国籍を得るには“米国の国土より12マイル(19.3km)以内で誕生すること”が条件となるため、このたび生まれた赤ちゃんに関してはどの国籍を得るかまったく不明であるようだ。
                                              TechinsightJapan